親族会議1ー嵐の前の静けさ

日曜日にファミレスで同居と改築工事についての第一回親族会議を開いた。
参加したのは、私・妻・息子、両親、祖父母、父の弟、父の妹だ。
私が作成してきたレジュメを配付して話を始めた。

議題にしたかったこと

・家族が増えるので同居したい。
・実家の老朽化が激しいので、これを機に建て直したい。
・三世帯住宅を希望。
・今後の転勤はしない
・父親と私の年齢でローンの返済を考えると、今年には決断すべき。
・返済は三世帯で協力したい。(賃貸経営の収入など)
・妻の同意は完全に得ている。

・耐震性と三世帯の間取りが最重要。
・土地の名義や相続の問題は当事者に話し合ってもらいたい。

・プロパンガスを使わないオール電化を希望。
太陽光発電も設置したい。

・スケジュールは、息子の転校時期を一番に考えたい。


家の老朽化については何年も先延ばしにしてきた話だったので、皆も真剣に考えてくれた。
約一名、私の母を除いて。

祖父母は自分たちの親に建ててもらった思い入れのある家を壊したくはないが、私が本当に真剣に考えていることを理解してくれた。涙ぐみながらも、可能な限り援助はするし一緒に住んでくれたら嬉しいと言った。
父は祖父と叔父・叔母とで土地の名義や相続の話をまとめていた。全くもめることもなく、叔父と叔母は協力を約束してくれた。自分の親の面倒を押し付けてしまった罪悪感のような感情があったのだろうか。それでも私は同居を望んでいたので、賛同してくれたことが嬉しかった。
父は孫と暮らせることを本当に喜んでいた。父の年齢ではローンを組むことは難しいが協力は惜しまないし、同居は大歓迎だと言ってくれた。

こんなに順調に話が進むとは思っていなかったので、私も妻も新生活への楽しみな気持ちが抑えられず顔に出ていたと思う。

それまで一切話に加わらず、私の息子と遊んでいた母が発言するまでは。