2018年1月の自分へ #ゴミ屋敷

来年早々、保健所に協力してもらって精神科へ連れて行くんだ。
保健所と病院へはもう電話した。
今まで親を拘束する抵抗感から、何度も思い留まってきた。
ここで決心を揺らがすな。

父親も当てにならない。
年末にされたことを忘れるな。
自分と妻に「ゴミ屋敷で何が悪い」と怒鳴ってきただろう。
妻が泣いていた。
警察は呆れていたな。

忘れるな。
今までのブログを何度も読み返せ。
コメントを読み返せ。
自分の気持ちに素直に行動しろ。
情にほだされ流されるな。
中途半端な行動は全てを失うぞ。

先のことばかり考えるな。
どうなるかなんて想像するな。
やるべきことをやるだけだ。

上手く立ち回ろうとするな。
わかっているだろう?

まつさんへ-2

まつさん、先日はコメントありがとうございました。
実は「アニマルホーダー」については、心当たりがあり過ぎるんです。見て見ぬ振りしていたんですね。認識しなければならない現実からしばらく逃避していました。
最近、春とは思えないほど暖かくなってきましたね。我が家では猫と犬の糞尿の臭いがキツく感じられる季節になりました。これから更に気温が上がると思うと眩暈がします。
ゴミ屋敷人間の資質チェックがあれば、満点をとる自信がありますよ苦笑。


最近、母の記念日に私の妹と子どもたち(母の孫)が遊びに来ました。私の息子たちとワイワイガヤガヤ遊んでたんですが、全員揃った空間で私がしつこく掃除していたことで、母がまた発狂しました。
「私だけが悪いんだ〜。みんなで楽しくやって、いいわね〜。私に自由はないの!もう生きるなってことなのか!」
「いやいやいや、孫も見てる前でやめよう」
「誰も見てもないし、聞いてもないわ!あんたホントは私に早く死んでほしいと思ってるんだ!本音が出たね、フン!」

一同「…」

孫たちも鬼の形相でガナる母を見て、固まってしまいました。そこで口を開いたのは私の妹でした。


母がどんな性格かは自分(妹)も熟知している。兄(私)と義姉(妻)にあんな面倒な人間と同居してもらって申し訳ない。ただ、自分の子ども達だけには、あんな姿を見せたくない。


と言って泣き崩れました。

みんなを幸せにしたいと思って同居計画を始めましたが、ちょっと想像してたゴールからズレはじめたかもしれません。

最近ブログのネタには困らないのですが
、更新をサボってました。ハッピーエンドに向けて、また記録を続けようと思います。
今後もたまにコメントください。大変、励みになります。

家具の繁殖

ゴミの中で育った人間なものですから、掃除が元々下手なのです。妻の要求レベルが私にとっては高過ぎます。でもそれが世間では当たり前の掃除なんですよね。
仕事が終わって帰宅し、前日に掃除したのにまたゴミだらけになっている母のキッチンを掃除します。
だからさ…床に物を置くなと言うのに…まったく。
新築に合わせてルンバを購入しました。現在は障害物が多すぎて活躍の場を失い、充電器から離れられなくなっています。
次第に惰性でこなす様になっていたのでしょう。飲み会だ、仕事だと自分に言い訳を重ねて放置した時期もありました。妻のフラストレーションは溜まります。
休みの日を掃除に充てざるを得なくなります。もう物が増え過ぎて収納しきれません。とりあえず退かして掃除、一箇所に積み上げておきます。「整理しておくように。休みの日まで掃除に付き合わせないでくれ。」と言いながら半日が潰れました。


妻「家族の休日の時間までお義母さんに取られて…。こんなはずじゃなかったのに。」
私「ごめん、でも…。」
かといって、私がしなければ誰も掃除をしません。

十畳以上の広いリビングとカウンターキッチンです。家具が次第に増えました。二人掛けのソファ。ローテーブル。少し経つと椅子が二つ。ダイニングテーブルが二つ。椅子が八つに増えた。ローテーブルが更に増えて二つになった。隣の仏間にもテーブルが二つです。
家具で埋まり掃除も行き届かなくなります。


掃除しても喧嘩することが増えました。妻にとっては全く掃除した跡が見えないらしく、夫婦間に渇いた冷たい溝を感じるようになりました。

オカシイのはどちらか

妻の優しい行為に対して嬉しさを表現することが絶望的に下手で、度々相手を怒らせてしまいます。
「もっと喜ぶ笑顔を楽しみにしてたのに。」
「洋服をコーディネートしてプレゼントしてあげたのに、なんで飛び上がって喜ばないの?」
「プレゼントしたあと、全然使ってくれないのは何故?感想を感謝の言葉で伝えてよ。」

喜びを表す感情と語彙が貧困で申し訳ない。ただ感謝はしてるし嬉しいんだけど、期待通りの反応ばかり出来る訳じゃないよ。成長の過程で愛情を注がれなかったからか、その様な反応を反射的に出来ないんです。息子をギュッと抱きしめて「愛してるよ。大好きだよ」と伝えられる妻とは、育ちが違うんだなと思い知らされます。欧米かって。
それでも「私の想定通りの答を言ってくれなきゃ嫌だ」ってのは、価値観の押し付けだと思うけどな。


こんな本当に些細な犬も食わない喧嘩も、母に対して私が圧力をかけるのも根本は同じなのかもしれない。
「オカシイよ。狂ってる」「精神科に行け!」「どうしてこんな簡単なことが出来ないんだ!」
などと私も興奮すると価値観を押し付けてしまいます。すると、

「自分はオカシイんだ」「距離を置こうと思っているのに、何故執拗にストレスをかけてくるの」「ほっといてよ!」「高圧的に暴力的にひどい言葉で侮辱して、バカにするのもいい加減にしてよ」
といった反応が返ってきます。
まあ、自分を全否定されたと感じればそういう反応を示すよな。
エウメネスさん、コメントありがとうございました。母の側に共感する方の意見は大変参考になります。逃げ道をひとつずつ潰しながら計画を進行していたつもりで、なんとか母自身の選択に責任を持たせたいと思ってきました。それでも追い詰められると、「あんた自分だけが正しいと思ってるんじゃない!」「道に逸れた選択をしたい人間を尊重しろ!」と爆発します。もう手に負えません。オカシイのは自分なんじゃないかと疑心暗鬼にもなります。
世間の常識からはかなり逸脱した形になると思いますが、我が家の家庭内の常識を妥協点を探りながら見つけていこうかな。絶対的にお前がオカシイんだと決めつけて行動した結果は、あまり良い方向にいきませんでした。

まつさんへ

母が、他の人間と上手く暮らすことが出来ない性格を自覚していることは間違いないですね。
まつさんの仰る通り、母がなんとか折り合いをつけようともがいている姿勢を尊重する立場も理解できます。ただもう一方で、無理矢理でも性格を矯正させたい立場とが周期的に入れ替わっているんですよね。衝突する度に諦めの気持ちが強くなったり、期間を置くことで憎しみの感情が強まったりします。

私の場合、18年間のゴミ屋敷での生活を経て、その後の10年間を実家との距離を置く期間に充てました。この間、母としてはゴミに埋もれて快適に生活していたんでしょう。
ゴミ屋敷から離れている間に、私自身が解決に動かなければならないとの決意を固めていきました。
建ててしまったハコモノは変えられないので、バグを持ったソフトにその都度修正パッチを当てていくしかないのかなと。なので今は、煙たがられても怒鳴られても突き飛ばされても、執拗に干渉してパッチを当て続けるようにしています。が、果たしてエラーが出なくなるかどうかは不明です。

アナ雪のお話、目から鱗でした。私は物語の裏を読むことが苦手で…。家族の欠点から逃げて目を逸らしてしまう点は、構造的に同じですね。同居する家族の精神衛生上、不可避なのかもしれません。雪の女王が特殊さも含めて社会に受け入れられることでハッピーエンドを迎えたと記憶してますが、なかなか我が家に置き換えてハッピーエンドを想像しにくい所が残念です。
結局、自分の人生の軸をどこまでゴミ屋敷に寄せていくか、離していくかの選択かなと考えるようになりました。
最近逃げ気味になっていたのですが、もう一度気合い入れて真正面からぶつかりたいと思います。

ゴミ屋敷の悩みは、今まで誰にも相談することができませんでした。悩みをなんでも共有できる妻にさえも、恥ずかしさのあまり打ち明けられません。妻は、私の実家に帰省した度に汚い家だとは思っていたそうですが…。
同じ境遇で悩んでいた方から、リアルタイムでメッセージを送っていただいて本当に嬉しいです。ありがとうございます。

ゴミ屋敷に暮らす家族に欠落しているもの #ゴミ屋敷 #同居

ああ?そんな侮辱的な言葉を吐かれたら、さすがに温厚な俺でも怒るよ。
俺が悪いのかよ?
親の性格、生活の仕方のせいで迷惑をかけていたことは確かだ。ただ、親子とはいえ別人格の人間じゃないか。
約束を破ったことも悪かったと思っている。「絶対新築で建てたままの状態で、一階の台所と勝手口はキープすること」でしょ?覚えてるよ。
え?足の踏み場が無かった?
いや…、知ってはいたけど…。
ゴキブリキャップ撒いたからさ、平気だと…。
いや、待ってよ。俺は違う。あんな家に育ったけど、普通の感覚を持っているはずだ。ゴミ屋敷で生活出来るなんておかしいに決まってる。普通の神経じゃないよ。あいつ、狂ってんだよ。
嫌で嫌で仕方なかったんだ。だから、家を出た。
それでも心のどこかで引っかかっててさ、実家を壊しに帰って来たんだ。綺麗に建て替えさえすれば、ゴミ屋敷は無くなると思ってさ。
悪かった、次の休みに掃除するよ。また、物を全部どかして片付けるからさ。
ゴキブリがどこから発生したか分からないけど、徹底的に掃除するから、機嫌直してよ。たかが、ゴキブリが出たくらいで…。


妻「あなたたちおかしいわ、やっぱり。あのゴミ屋敷で何も感じずに暮らしていた人たち全員。だから新居が汚れても何も気にならないし、誰一人掃除しようともしない。麻痺してるのね。普通じゃない。」


ゴミ屋敷にしたのは、俺じゃないよ。俺の家族だ。新居を大事にしないのも俺じゃない。責められるべきは俺なのか?
まあそれはどうでもいいけど、いざ身内をボロクソにいわれると、さすがに落ち込む。言い返すことが出来ない正論だから、尚更だ。

常に裏目を自摸る人生

このブログを通して私にコメントを寄せてくださる方々がいます。ゴミ屋敷や同居について、立場は違えど私と同じような辛い経験をされてきたのでしょう。生まれ育った環境や嫁いだ先での義理の家族の資質なんて、選択も出来ないですし自分一人の力ではどうにもならないものですよね。
ことゴミ屋敷を作る人間に関して言えば、関わるだけでこちらの神経が消耗します。そして善かれと思ってやることなすこと、ほとんどが報われないでしょう。無力感の次は怒りです。大切なパートナーや家族に対して、怒りの感情を溜め込みぶつけてしまうのですね。そして怒りと怒りが連鎖する悪循環に陥ります。
ブログでストレス発散している私にとって、同じ体験をしてきた方からの言葉ほど励みになるものはありません。心から御礼申し上げます。
今後もあなたの体験を聞かせてください。慰め合いかもしれないですが、同じ境遇の人がいることを知るだけで救われることもあります。

さてここからは、肉親として「片付けられない人間」の中身について考えることにします。立場によっては意見が別れるでしょう。以前いただいたコメントを紹介します。

検索サイトから、このブログを発見しました。私の母もゴミ部屋を作ります。ただ、邪悪ではなく、汚いだけなんですよね。(適切な表現が難しいんですが)悪い人間ではなく、欠けているだけ、というか、良いところもある、というか・・・。振り回される、暴言はかれる、人の話を聞けない、騙されやすい、空気を読めない、先を読めない、感情的すぎる、卑屈になる、で、家族は哀しいかぎりなんですが・・・。ブログ主さんと、お母さん、家族の皆さんが少しでも幸せに近づけることをお祈りしています。

常々感じてはいたが言葉に出来なかった思いを形にしてもらい、非常にスッキリしました。
夏に母が子どもの様に泣きわめく姿を見たとき、正に中身はワガママなだけの子どもだったのだと気づきました。誰かを困らせようとしてゴミを溜めるワケではないんです。同居する嫁に対しても、揉め事を起こしたくはないんです。しかしゴミを溜めてしまい、姑と揉め嫁と揉めるのです。

何かを企んで根回しをするとか、そもそも出来ませんよね。善かれと思って行動すること全てが、相手の神経を逆撫でしてしまう人種なんです。なんでわざわざそっち選ぶの?みたいな。

本人も周りも、哀しい思いしかしません。そんな性格を更生しようとするこの計画が、裏目に出ないようにせいぜい頑張ります。