同居のお願い--妻に

やはり自分の都合のいいようには進まないものです。まずは妻に同居のお願いをすることになりました。

「家を建てたいと思っている。」
あまりに突然の話だったので、唖然呆然とした顔で妻は固まってしまいました。猛反対を予想していた私はとにかく先手を打たねばとの思いで説得の言葉をぶつけました。今後の家計や息子の教育計画(発達障害の疑い)の話がメインでした。
妻は私の予想とは真逆の反応をしました。涙を流しながら同意をしてくれたのです。
身構えすぎていたので正直拍子抜けしてしまいました。「そんなに簡単に決めていいのか」「三世帯の同居などうまくいくわけない」などと動揺して口走っていたと思います。
心配だったのは次の二点です。同居することで生じる人間関係の摩擦と、生活の移動手段が電車から車中心になる事です。甘く考えている訳ではないですが、嫁姑などの人間関係は私が間に入って調整するしかないですし、設計の段階で多少は解決出来るかと思っています。二つ目の田舎暮らしに合意・適応してくれるのかが非常に大きな悩みでした。
しかし妻は「今後の事を考えればあなたの提案を受け入れた方がよい。」「車の免許も取得して田舎に順応しなければ」と言ってくれました。
私の決意も更に強いものになりました。細かいところは可能な限り希望を実現させて、快適な生活を送らせなければ申し訳ない。一番大切な家族が同意してくれたことで、この計画は大きく前進しました。