目を瞑ればゴミの山

捨てても捨てても減らないゴミの山に、こっちがどうにかなりそうだ。
眠りにつこうとすると、ゴミの山の処理のことしか考えられなくなる。体は疲れているはずなのに、眠れない日が続く。
元凶の母はと言えば、明らかに不要なモノを、解体する家から別の場所に運んでいる。仕分けをせずに。
今ここで処分するモノとしないモノを分けなければ、またゴミ屋敷になることが分からないのだろうか。


ゴミ袋が山になった残像が、瞼の裏から消えてくれない。更に焦燥感の様なものがあり、布団の中で常に何かに追い立てられている感覚だ。
夜になると、期待と失望、憎悪と焦りが入り混じった感情が溢れてくる。家族にはイライラいているところを見せないようにしなくては。