完成間近!しかし…

読み返し、思い出すだけで憂うつになるわ。自分の日記ながら忌々しい。

それはさておき、こんな感じで片付けが進まないまま、母の新しい住処である車庫にはゴミが再び積み上げられていった。これは決して比喩ではなく、本当にどこからか湧いてきた様々なモノが増えていくのだ。
泣かせてしまった数日後に再度話し合いをしようとしたら、警察を呼ばれた。家族のいざこざには不介入を貫くおまわりさんも、しまいには「お母さん、あんた少しは人の話しを聞きなさい!」と言い残し呆れて帰っていった。
「ふん、オマワリなんて何の役にも立ちゃしないわ!」と吐き捨て、ゴミの巣に帰っていく母の目は血走っていた。普通の精神状態ではない。

結局、俺の人生はゴミの山から一生解放されないのか。と諦めかけたが、今回ばかりは気合を入れた大掃除とは訳が違う。解体から建て直しの間にモノを処分する、一生のうちに二度とない機会なのだ。今後何十年と新居を綺麗に保つためにも、こんなところでゴミに屈してはいられない。とにかく捨てられるモノから実力行使でガンガン捨ててやろう。

などと意気込んでいたら、工務店から連絡が入った。
「予定より早めに完成しそうです。引き渡しや引越しの日程をそろそろ詰めましょう」

え!もう?同居の話も宙ぶらりんなのに…