嫁と姑の結束

私的には好意的な解釈が過ぎると思うが、妻に言わせると母の今までの発言の真意はこういうことらしい。

「あんたらと和気あいあい暮らすことなんてできないわよ!」

『呆けた老人とあなた達を同居させたくないの。だから慎重に考えなさい。』


「新居に自分の居場所なんかいらない!離れを建ててよ!」

『おじいさんとおばあさんは離れにしてあげて。静かに老後の生活を送らせてあげたいのよ。』


「あんたら、介護のことも考えなきゃダメよ!」

『私達の介護をさせるつもりはないの。私が老人の世話を一手に引き受けて大変な思いをしてきたのを見たでしょ?同じ目に合わせたくないのよ。なるべく老人に優しい設計にしてあげてね。』


「孫を預かれって?忙しいから無理に決まってんじゃんw」

『パートもあるから、いくら可愛い孫でも四六時中は面倒を見れないわ。かといって、呆けた老夫婦に預けておいたら心配だわ。学童保育を利用できればよいのだけどね。』


結論:嫁いできて三十年以上、義父母の面倒を見てきた立派なお義母さん。同居することに何も問題なし


オイオイ、息子の俺でもそこまで深読みは出来ませんよ。ちょっと無理があると思うんですけど。
しかしそれ以来、妻と母が意気投合してしまったので結果オーライな感じになってしまった。(孫である私の息子とは、前から非常に相性が良い。この点だけは心配していなかった。)
うーん、共通の敵を作りだして洗脳された感じもするんだよなぁ。共感しているというよりは、母に感情移入しすぎて同情している気がする。

まぁともかく、嫁姑の間に強い絆が芽生えたらしい。
私としては、過程はよく分からないが理解しあえた2人を敢えて刺激するつもりはない。とはいえ、このまま話が上手く進むとも全く考えていない。妻には同居に不安を感じたらいつでも言うようにと念押ししておこう。

いい方向に進んではいるんだけど、なんだかなぁ。大きな反動が来そうな気がしてならない。悪い予感が当たらなければいいが。