心療内科に行こうよ

いい大人を心療内科に連れて行くのは、結構ハードルが高いですね。
母をなんとか心療内科に連れて行こうと思い、まずは本人を根気よく説得してみた。
「片付けられないことを今まで責めて悪かった。いい心療内科があるから、今度一緒に行かないか?」
「まーた、私を◯◯扱いして。フン!あー、もう私みたいなバカには入院しろってか。どうせ私はバカですよ」
「そんなことは言ってない。ちょっと話を聞いてくれよ」
「あんたが話をずらしてるんじゃないか!なーにが落ち着いて話を聞いてよだ。私を怒らせるのがそんなに楽しい?楽しいのか?!」
「(実は楽しいけど)……」
「掃除をしないとは言ってないじゃないか!台所以外は全部あんたらがやればいいじゃん。台所だけは、私がやるから手を出さないでよね!」
「そう約束したのにやってくれないから言ってるんでしょ(苦笑)」
「なによ!人が話してるのにバカにしたように笑って!!ムキー!」
「そうじゃなくて、病院の話なんだけど…」
「ムキーーーー!!」
というのを、ここのところ繰り返してました。
居ない隙を見ては、片付けて→怒って→散らかして→片付けの無限ループ。綺麗にしてもらっておいてキレるという思考回路が全く理解出来ないんだよな。

このままでは出口が見えないので、妻が通う心療内科の先生に、「嫁いだ家での悩みがある」として妻から話をしてもらった。
「主人の母が、片付けられない性格で困っています。大人の発達障害に当てはまる気がするのですが、こちらでカウンセリングなどしてもらえませんか?」
先生の答えは、
「仮に診察を受ける気になっても、五十代、六十代になってからの治療は、それまでの人生を否定することと紙一重なので大変難しい。つまり、本人に出来ないこと(片付け)をこの歳から出来るようにすることは困難です。周りがサポート(掃除)してあげて、円満な家庭にする方が現実的でオススメ」とのことだった。

とはいえ、家族が綺麗にすると、怒り狂うからな。片付けられないのではなくて、散らかすことに意味を感じているのか?

うーん、わからんちん。